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BE・LOVE12号発売されました

「屍活師 ~女王の法医学~」 解剖ファイル.15 死者の光 が載っております。
BE・LOVEのブログでもご紹介いただいているので、よろしかったら見てみてくださいませ。
(今号のマンガから、カット等もいくつか載ってます)

あと、昨日言っていた誤植部分を書いておかなければ。
未読の方も多いと思うので、以下、折りたたみますね。
誤植箇所は、19ページ2コマ目、犬飼一の台詞です。
×「じゃあ脳梗塞が死因?!」
○「じゃあ肺梗塞が死因?!」
前後の流れでおかしいことはわかると思うのですが、何か意図があるのかと戸惑った方もいらっしゃったと思います。
申し訳ありません。

あと、細かい部分ですが、28ページ3コマ目、高嶺霞の台詞中にも少し間違いがありました。
×「血清カルシトニン検査」
○「血清プロカルシトニン検査」
医学的な部分をチェックしていただいているM先生からご指摘いただきました。
こちらは私の確認不足です。申し訳ありませんでした。

どちらもコミックスになる際は間違いなく直すように致します。
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解剖ファイル.15 死者の光を読みました。(その2)

 今回も、推定死因が次々と変わっていく展開で引き込まれました。また医療過誤かどうかが焦点となったため、ストーリー以外の死因も頭の中を駆け巡り、一気に読みました。
 まず、肺梗塞(塞栓)と聞いて、瞬間的に思い出したのが「エコノミー症候群」。しかし「腎臓も梗塞・・・・・・」のセリフを読むと、これは否定的。そして「溶血」の文字を見た時、私の頭に浮かんだのは「輸血ミス」!  但し、輸血ミスの場合、通常はDICには至らず、腎不全→血中カリウム値上昇→心停止と症状が進むため、ストーリーとは若干ズレがあります。それでも「輸血ミス」の場合は、病院側の責任は免れ得ず、大事件に発展する可能性大です。さらに血液型は合っていても、不規則抗体による溶血だと、臨床医の責任は問いづらく、「輸血部」と呼ばれる部署の単独責任になるかも。そしてその場合、臨床医は「輸血部」を非難する側に回るのか、ともに遺族に謝罪する側に回るのか、人間性の問われる場面になるはず・・・・・・、などと考え始めてしまいました。
 先生の作品では、その後院内感染が疑われ、さらに院内感染も否定されるというジェットコースターストーリー。そして脾臓消失(萎縮)から真相の解明へと進む意外な展開。
 私はふと、昔、アメリカ留学から帰ってきた某先生が話してくれた、留学先でのエピソードを思い出しました。ある日、見るからに重症と思われる黒人男性が搬送されてきました。臨床医の先生はごく簡単な診察のあと酸素吸入だけ指示して涼しい顔。こんな手当てでいいのだろうかと思っていると20~30分でみるみる症状が改善し、1時間経たずに患者は歩いて帰って行ったそうです。後でその臨床医に聞いてみると、「よくあることだから。」(英語原文は不明)と、あっさり答えたそうです。この男性患者はストーリーに出てくる症例と同じ疾患でした。
 ストーリーの症例でも、院内感染でも、輸血ミスでも、早期に発見、診断し、適切な処置を行えば、(後遺症が残ることはあっても、)死亡は避けられそうなものです。しかし、そうならないのが悲しいところです。
 本田さんの赤ちゃんがあまり泣かないのは、子供には明るい未来の可能性を感じさせるためだと思います。架空の話ではありますが、そうなってくれればいいなと思いました。(泣き過ぎによる血中酸素濃度低下から発作を起こす可能性が考えられるので、やたらと泣かないのは神様のお力添えとも感じられました。)

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解剖ファイル.15 死者の光を読みました。(その4)

 桐山ユキ先生が、臨床でなく法医学教室にいるのは自分自身に与えた罰、という構図がはっきりしてきたように思えて、ちょっと苦しく感じました。
 17ページで狩谷先生の「病気を治す私たち臨床と、亡くなった方を扱う法医学研究室では、まるで違います」の言葉に動揺し、マスクで顔を隠す桐山ユキ先生。動揺の中身は46ページで「私は、もう死んでる人間にしかメスは使えない。」と明かされます。この台詞の前の、うつむき加減の暗い表情と、相手の目を見ずに背中で語る様子に、悲痛さを感じます。
 遺体の情報から立体映像を紡ぎだす「天才法医学者」桐山ユキ准教授。私は患者(村上(兄))を救えなかった(殺してしまった)ことに臨床医としての限界を感じ、桐山ユキ先生自身が新たな才能に目覚めて法医学者となったのかと思っていました。またそうであるからこそ、遺族のために真実を突きとめ、欠けたピースを埋める仕事をしているのだと解釈していました。
 「天才医師が、今なぜこんなところでくすぶっているのか?」。これが犬飼一の臨床医が上で、法医学者が下という固定観念に支配された思い込みからくる発言であって欲しいところです。しかし本当に、桐山ユキ先生が法医学者である自分自身に前向きになれずにいるのなら、とても悲しいお話です。
 こうなってくると、桐山ユキ先生の「微妙な食べ物」までもが、今までとは違う見え方をしてきます。臨床医として活躍できる腕を持ちながら、それを封印しているように、A級グルメになれる舌を持ちながら、それを封印して「微妙な食べ物」に走っているように感じられるのです。今回も「ホルモンかりんと」を食べています。純粋に変わった味が好きだったり、ゲテモノの魅力に取り憑かれたりしているのなら、それは立派な趣味だと思います。そうではなく、自分を抑圧するあまりに「微妙な食べ物」喰いに走っているなら、ただのストレス性味覚障害に思えてしまいます。

 新たな登場人物、「脳外科医として桐山ユキ准教授と同僚だった『狩谷弓弦准教授』」。きっと過去を語らぬ桐山ユキ先生や村上警視に代わって、過去の事件を明らかにしてくれるのでしょう。今回のストーリーから「狩谷弓弦准教授」にはそういうことを口外してしまう「軽さ」のようなものが滲んでいました。
 真相が明かされた時、犬飼一は桐山ユキ先生の心を理解し寄り添ってあげられるでしょうか。読者としては、せめて桐山ユキ先生が法医学者として前向きになれるように祈っております。
 8月1日発売のBE LOVE16号をお待ちしております。
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Author:杜野亜希
少女マンガ描き。
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