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風が強く吹いている

ル テアトル銀座で「風が強く吹いている」を観てきました。

<原作> 三浦しをん(新潮社刊)
<演出> 鈴木裕美
<脚本> 鈴木哲也

<出演>
ハイジ:黄川田将也
カケル:和田正人
神童:渋江譲二
ジョータ:高木万平
ジョージ:高木心平
王子:松本慎也(Studio Life)
ニコチャン:鍛治直人(文学座)
キング:瀧川英次
ユキ:粕谷吉洋
ムサ:デイビット矢野
藤岡一真:伊藤高史
勝田信吾/実況アナウンサー:樋渡真司
勝田葉菜子:近野成美
榊浩介:荒木宏文
田崎源一郎/解説者:花王おさむ

いきなり箱根駅伝出場を目指すことになった10人の学生の奮闘を描く群像劇です。
三浦しをんさんの原作が大好きなんです。
だから、舞台化すると聞いてうれしさ半分、驚き半分。
驚きというのはお話のメインが駅伝ですから、舞台上で走るってどうやるの??と。
走っている姿が魅力的に描けなければ、台無しな作品なんですよ。
しかも、作中の天才ランナー 走(カケル)を演じるのは、日大の陸上部主将経験者で実際に箱根駅伝で作中と同じ9区を走った和田正人くん!
これは観ないわけにはいきません。
ちょっと意地悪冷やかし要素も取り混ぜ、いろいろ興味津々ででかけました。
まあ、特撮チェッカーとしては、仮面ライダーとタキシード仮面様とゲキブルーと理央様がそろっているというのが更なるおいしい誘惑だったのは否定できません(笑)。

原作は結構長いのでどう処理するのかなあと思っていました。
メインはハイジとカケルだとは思うのですが、この作品は群像劇で10人全員が主役。
あまり二人中心で描くと、クライマックスが味気ないものになってしまいそう。
でも、基本的にごっそり削られたようなところはなく、各人の気持ちが丁寧に描かれていてクライマックスにつながっている。感心しました。
ただ、それは原作を読んだ上での印象で、舞台で初めて観る大部分の人にとっては、ちょっと全体に冗漫な感じだったかもしれません。特に1幕は。
内容はぎっちり詰まっているんですけど、見た目の印象があまり変わらないので。
でも、その分、クライマックスでの舞台転換はインパクトがありました。
走るシーン、なるほど!です。
発想は単純ながら、意外と普通に走っているように見える! 演出上手いと思いました。
ただ、ちょっと自分本来のペースと違ったりするんでしょう。台詞をしゃべりながらだと、みんなふらついたりすることがあって、誰か転んだりするんではと気になりました。
私が観たのはまだ2日目だったので、慣れてきたらもう少しスムーズになるかな。ケガはしないように気をつけて欲しいです。
とにかく「舞台の走りで笑ってしまったらどうしよう」と、スミマセン、ちょっと懸念していたのですが、実際は、私、5区の神童の走り辺りから、もう鼻水ズルズルさせてました。
みんな、ええなあ。
そして、復路時のハイジのカケルへの告白はもう反則ですよう。
原作でも、「うわああ、胸キュンだ。でも恥ずかしい~。今なら100メートル走ってこれる」などと、赤面したものですが、生声の威力はその比ではありませんでした。
ああもう、1キロ全力疾走できそうだった。
冷やかしなんて言ってごめんなさい。
十分堪能させていただきました。
リアルに舞台上に存在している肉体は文章とはまた違う強さでぐいぐいと迫って来ます。
もちろん、舞台ゆえの制約はいろいろあるなとも思いました。
キャラのモノローグ(心の中で考えていること)の描写が全体に薄くなるのは仕方ないですね。
あと、やっぱり普通に走るのは難しいので。特に、原作にあった予選の時のカケルの走り、そしてラストのハイジの走りは実際に見てみたいところです。
なんと「風が強く吹いている」は今秋、映画にもなるそう。
舞台で物足りなく感じた辺りは、映画では得意そうな部分なので、また違った期待をして待ちたいと思います。
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Author:杜野亜希
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