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ボストン美術館浮世絵名品展 & ジョン・エヴァレット・ミレイ展

Rさんにつきあってもらって、美術館のハシゴをしてきました。
美術展

まずは、両国の江戸東京博物館でボストン美術館浮世絵名品展。
浮世絵だけをこれだけまとめて観る機会もあまりなくて、なかなか面白かったです。
こんなに大量の日本の作品がボストンにいっちゃってるというのは、なんとも皮肉ですが、当時すぐに浮世絵を美術品と感じて集めようとしたのがえらいというべきかもしれません。
展示は年代順。
18世紀初頭の初期から、写楽が登場する18世紀末くらいまでは、ひたすら浮世絵の進化を追う感じで、美人画主体の絵自体も複雑になっていきますが、彫り・刷りとも、色数がどんどん増して細かくなっていくのが、素人目にもはっきりとわかります。
人(特に女性)をいかに綺麗に書くか。そしてまわりを飾る花の細かさ美しさ。
この辺りの絵は、なんかまんま少女マンガの扉絵と、絵のポイントとなるところが同じ気がして何だかびっくりしてしまいました。
美人画の前で思わず「見開き巻頭カラーだ」なんてつぶやいたりして。
見た目に本当に綺麗で華やかで部屋に飾っておきたい作品が多いですね。
これが写楽辺りから後になると、急に「アート」という感じになるのが面白い。
西洋画の影響もあるのでしょうが、色や構図がエキセントリックだったり冒険的なものが多くなって、見る側の好き嫌いもはっきり出そうな感じです。
安心感はなくなるけど、ある意味見て楽しいのはこっちかも。
私が好きな北斎の作品が結構あったのも、嬉しかったです。
個人的に歌川国芳の「鬼若丸の鯉退治」って作品がすっごく格好良くて一目惚れでした。
でも、グッズ売場にこの作品の絵はがきはなくて残念。
代わりにというか、北斎の一筆箋を買いました。

さて、渋谷に移動。
美味しいご飯を食べて、幸せ気分に浸った後は、ジョン・エヴァレット・ミレイ展です。
26日が最終日ということもあるからかもしれませんが凄い人。
入るまでに入場制限ありで、ようやく中に入っても遅々として進まず、盛況ぶりにびっくりしました。
ジョン・エヴァレット・ミレイはイギリス・ヴィクトリア調時代の画家で、入場券でも使われ今回の目玉になっている「オフィーリア」などの作品で有名です。
美術区分的には、ラファエル前派を経て唯美主義へ……とかいろいろあるようですが、私にはよく意味がわからないのでその辺ははしょらせていただいて(笑)。
とにかく、一通り見ての私の印象で言わせてもらうと、人物画が多く、描き方自体は多分古典的だと思うのですが、ただの肖像画ではない。
作者は、この絵の背景にある状況や描かれてる人の気持ちの方が描きたかったんだなとわかるのですね。
でも、それは描かれた人物が過剰な演技をしているからとかではなくて。
むしろ、背景とかの日常的な描写がすごいんですよ。草花とか金属のテカリとか。
それが、なんともいえない詩情を醸し出しているのです。
なんか物語の挿絵っぽいですよね。
実際、挿絵のお仕事も多かったようで、そういう作品も多く展示されていました。
いわゆる油絵とかの画家としても、挿絵画家としても、生涯注目され続け成功したようで、子供8人&その家族もミレイの収入で生活できたとか。
有名な画家の多くは死後やっとみとめられて…みたいなイメージもありますけど、そういう人もいるのですね。
いや、でも、それも納得という感じ。
今回の展示の中には10才にもならないうちに描いた絵も展示されてたんですが、これがうますぎでもうどうしようかと。
その才能を伸ばすために家族が引っ越したり、その期待通り最年少11才で美術アカデミーに入学したり、なんか子供の時から凄い人だったようです。
私が特に驚いたのはこの人の質感表現。
何で同じ油絵具でいろんな材質がそのもののように感じられるように描けるんだろう。
本当に圧倒されました。
私は植物が好きなので、「オフィーリア」その他での植物描写の正確性にも驚きました。
イギリスでは、「オフィーリア」発表当時、植物学の先生が、生徒を連れて来てこの絵の前で講義をしていたとか。その話には笑ってしまいました。確かに実際に植物探して外を歩くよりは楽かもですね。
帰りに画集を買いました。気分だけでもあやかりたいわ~。
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そうなんですね

勉強になりました。yahooからきました。足跡で失礼しました。

>sayaさん

いらっしゃいませ。書き込みありがとうございます。
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