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熊野の旅3

今日は一日、白浜観光です。
旅館の朝食で出たハチミツ入りの梅干しが美味しかったので、売店でそれに近いと言われた梅干しを買ってからでかけました。
(朝食で出たそのものは旅館の板さんお手製で外部に売ってはいないそうなので)
残念ながら天気は雨。でも、昨日の山歩きの時じゃなくてよかったと言えるかもしれません。
まずは白浜南部の三段壁へ。
昨日の日記にも書いたように、この辺りの海岸は海からいきなり岩場というような地形が多いです。
三段壁はその最たるもの、南北2kmにわたって続く大岩壁。
三段壁という名は、断崖が屏風のようなので…とか、昔、漁師たちが通りゆく船や魚の群れを見張った場所「見壇」からとか。
崖上からの眺め、素晴らしかったです。雨が降ってない日にまた来てみたい。
三段壁
三段壁
この向かいにある崖がもっと凄かったのですが、写真にすると、生の迫力とほど遠い感じになってしまった。
その凄い崖(高さ50メートル)は、崖上部分にも行けます。なんと柵が全くありません!
景観的にも本来の姿からしてもそれでオッケーだと思うのですが、崖上に「いのちの電話」の立て札とかあって、うわわ…という感じでした。
風が結構あって下が濡れているせいもあって、エッジからかなり離れていても、怖かったなあ。
船越英一郎さんは絶対来ていそう(笑)。
実はこの崖の下は洞窟になっていて、崖下からエレベーターで下まで下りられます。
自然の海蝕洞窟で潮吹き岩などもあります。
で、平安時代に力を誇った熊野水軍の舟隠し場だったとか。
水軍関係の展示もあって、同行の友人達に「懐かしいでしょう」と言われてしまいました。
洞窟内部には弁財天が祀ってあったり、鉛の採掘跡もありました。
こういう場所は大好きなので、基本ワクワクするんですが、電気もない時代に、波の音だけが激しく響く暗く湿った(しかも潮でベトベトする)洞窟内にこもっていた当時の人たちの身になってイメージしてみるとちょっと怖くなりました。
続いて三段壁からほど近いところにある千畳敷へ。
三段壁が縦に長い岩場ならこちらは横イメージ。
その名の通り、畳を千畳敷いたような広い大岩盤です。
千畳敷
千畳敷
写真に写っているのは全体のほんの一部です。
岩質のせいなのか、意外と藻の類がこびりついていなくて、足元が濡れていてもあまり滑りません。
だからかなり岩場の先の方まで行けました。結構楽しい~。
高台みたいなところがあったり、岩室みたいなところがあったり、子供だったらごっこ遊びに浸りたい感じでした。
そのまま近くの公衆浴場・崎の湯へ。
万葉の昔からあった「湯崎七湯」の中でただ一つ残っている白浜温泉の名物湯だそう。その名の通り海に面していて、露天風呂からの眺めは絶景です。
観光客、地元の人以外に、ダイビング後の人たちでごったがえしていました。確かにこの辺りはいい岩礁が多そうですね。
私は、お風呂にはいるとすぐ気持ちよく眠くなるのと混み加減を見て、今日はやめておきました。
MちゃんとRさんが入っている間、残りの3人で海を見て過ごすのも、なかなか贅沢な時間でした。
お風呂組とそれぞれまったり過ごした後、三段壁・千畳敷とは湾の反対側になる白浜北部に移動。
円月島
円月島です。
なんとも綺麗で不思議なシルエット。
島の真ん中に丸く海食洞があって、まるで円い月のようなので、通称、円月島と呼ばれているそうです。(正式名は高島)
ガイドブックに載っている夕景の円月島の写真がまた、幻想的です。
そういうのも見てみたいですが、また次回の課題ということで。
そこから近くの南方熊楠記念館へ。
入口から建物までが、もう軽く植物園で、私にはたまらないものがありました。
(意外と距離があって坂も急なので、足腰が悪い方は、頼んで建物そばまで車で行かせてもらったほうがいいかも)
南方熊楠(1867 - 1941)は和歌山の博物学者。生物学者(とくに菌類学)でもあり民俗学者でもあり。とにかく世の中のありとあらゆることに興味を抱き、生涯、研究した人です。「歩くエンサイクロペディア(百科事典)」と呼ばれていたとか。
とにかくこの人は知識を書いて自分のものにした人だったようで、ものすごく丁寧に書かれた写本が大量に展示されていました。
で、それが、横に見本を置いて書き写したんじゃなくて、出かけて見せてもらった本を覚えて帰って家で書いたとか。
お、おそろしい…っ!
コンピューターが普及している今の世の中だったら、彼の思考法はまたちょっと違ったやり方になっているんだろうな。
ますます凄いことになっていそうで、想像するのも怖いですが(笑)。
展示を見て、生まれもっての学者気質でありながら、外向的な印象を受けました。
というか、やりたいことを思いのまま突き進んでいったら結果としてそうなっただけなんでしょうね。
せっかく入った東大をさっさと中退、アメリカの大学に行って飲酒で退学、大英博物館の目録編纂係になったのに人種差別されて暴力事件起こして出入禁止になったり…、かなり破天荒です。キューバでサーカス団にいたなんてこともあるようですし。
30代半ば以降は地元和歌山県に暮らし、学術誌などに寄稿していたようですが、著名人とも親交が深く、その顔の広さには展示を見てびっくりさせられました。
18カ国語をあやつったそうですし、とにかくあらゆる方向にパワフルな人なんだなあ。
ある専門分野に優れた人だったら、その人の研究の価値について同じ分野の人があれこれ言うことはできるでしょうが、熊楠と同レベルでグローバルに語れる人はほとんどいない→その価値も誰も評価できないわけで、研究者としてはある意味不幸なのかもしれません。
でも、晩年までのつきぬパワーに、この人自身は研究をしていることだけで幸せだったのではという気がしました。
記念館を出た後は、やっぱり和歌山県に来たからには…と意見が一致。和歌山ラーメンを食べに行きました。
和歌山ラーメンは豚骨醤油味が有名。だから、みんなは醤油豚骨ラーメンを頼んだのに、私だけ塩豚骨ラーメンを頼んでしまいました。最近、なぜか塩豚骨がマイブームです。
でも、ちゃんとスープは味見させてもらいました。コクがあって美味しい~。
豚骨なのにしつこくないですよね。で、塩の方が、よりあっさりという感じでした。
先に帰るRちゃんを白浜駅まで見送った後、白良浜に行きました。
白浜の中心にある海水浴場です。
白良浜
白良浜
私のよく知る瀬戸内海の砂浜の砂はもっと黄土色、関東や日本海側の砂は黒っぽいようなイメージ。こんなに白くて綺麗な砂浜は国内ではあまり見たことがない気がします。
あ、沖縄とかは近い感じかな。とにかくまさにリゾート地!です。
帰りに空港までお世話になったタクシーの運転手さんによると、やはり砂浜の維持には地元の人がかなり努力されているそう。
海の色も綺麗なエメラルドグリーンで、天気がよければまさしく南国。
5月頭だというのに、腰まで海に入っている子供達も多かったです。
HちゃんとRさんも負けじと裸足になって波と戯れていました。
みんなでアハハウフフとかやりたいところ。でも、砂浜で走るって実は重労働なので自重していたら、雨が急に激しくなって、結局車まで走る羽目に。理想と違って体育会系走りになりました。
で、そのまま足湯へ。
わざわざ入りにどこかに行ったとかではなくて、街角にあるんです。
柳橋足湯
柳橋足湯
私達が入っている時も、他に、買い物帰りらしいおばさんや、アポまで時間をつぶしている男性(足湯に入りながら場所確認の電話をしていた(笑))がいたりして、微笑ましかったです。
私達も生き返りました。
こういうのがうちの近所にもあったらいいのになあ。本当にうらやましい。
でも、実際はみんなが心がけてきれいに使うというのは、他の場所ではなかなか難しいでしょうね。
前述したように、地元の方がかなり様々な観光資源の維持に気をつけているのを感じました。
まったりしていると、そろそろ帰る準備をした方がいい時間に。
海鮮や和歌山の特産品などを売っているとれとれ市場という巨大マーケットに行ってお土産を買い(ああ、もっともっとゆっくりしたかった)、レンタカーを返して、JR組を駅で見送りました。
飛行機組のRさんと二人、駅前の食堂で、梅うどん(梅風味のピンクの麺)、めはり寿司、さんま寿司と、最後まで地元の名産品づくしの夕食を食べた後、南紀白浜空港に向かいました。
楽しい3日間だったなあ。
交通機関は、路線はあっても便数が少ないので、レンタカーで自分たちペースで動けて本当に助かりました。運転手をずっとやってくれたMちゃん、Rさん、ありがとう。
それにしても、今回の旅行では、地元の方が本当に優しくて感激しました。
というか、出会った皆さんが皆、何でも親身になってくださるので驚きました。
驚くのも寂しいですけども、こういう感じ、最近はあまりないですよ。
本当に本当にありがとうという感じ。
いくつかリベンジ要素も出来て、また行きたくなっています!
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杜野亜希

Author:杜野亜希
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