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コンフィダント・絆

PARCO劇場で三谷幸喜氏の新作「コンフィダント・絆」を観てきました。
<作・演出> 三谷幸喜
<出演>   ジョルジュ・スーラ:中井貴一
       ポール・ゴーギャン:寺脇康文
       クロード・エミール・シュフネッケル:相島一之
       ルイーズ・ブーランジェ:堀内敬子
       フィンセント・ファン・ゴッホ:生瀬勝久
<演奏>   荻野清子
アトリエを共有する4人の画家が、1人の女性モデルを描いた1ヶ月間の物語。
いつもの三谷さんの舞台は、キャラクターの書き分けが極端でまたそれが面白いのですが、今回の話に出てくる男達は理屈屋、野性的、自己中心的…等、性格は確かに違うのに、受ける印象になぜかあまり差がない気がしていたんです。
当初はそれが、実在の人物を出していつもよりリアル路線だからかなと思ったのですが、途中でああ、そうじゃないなと。
似た印象を受けたのは、彼らが皆同じ画家としての道を目指していたからですね、きっと。
自信と不安の中で揺れる彼らは、理論武装で弱みを見せなかったり、ストレートに弱音を吐きまくって暗に慰めを強要したり(笑)その表現の仕方こそ様々ですが、皆、根底に同じ繊細で神経質な所を持っている。
(その辺の脆い感じが、それぞれ、また妙に色気というか可愛らしさがあって、ルイーズが、我知らず惹かれてしまうところでもあると思うのですが。)
でも、一人にはちょっとその感じがないなあと思っていたら、それに応える結末が用意されていました。
いろんな意味で面白い舞台です! 三谷作品ですからもちろんコメディ。笑えますよ。
そして、今回はその中にちょっと痛みを感じる舞台でした。不快な痛さではないのですけど。
何かを創作する人間は特に、多少は覚悟して観た方がいいかもしれません。
キャストは全員適役! すごかった。
男性4人に関しては、役はもちろんご本人とは違う性格でしょうけど、同世代で同じように充実した仕事をしている俳優さん4人が対峙するって状況が、作品内でそのまま画家にシフトしているだけですものね。微妙な距離感、リアルで迫力がありました。
個人的に特に惹かれたのは、ゴッホの生瀬さん。ゴッホってシリアスで怖いイメージがあったのに、生瀬ゴッホは可愛かったです。そのくせ、今までのゴッホ像からずれたものでもないし。
(でも、個人的にこのゴッホと知り合いになるのはやっぱりごめんかも(笑))
堀内敬子さんは、4人の男を翻弄し、また翻弄される女の役を素敵に演じていました。
俗っぽくて、小悪魔で、正直で…、難しそうな役なのに。
堀内敬子さんの名前を聞いてピンと来ない方は、映画「有頂天ホテル」の松たか子さんの同僚のルーム係の女性(川平慈英さんの彼女)役…でわかるかな?
もう15年くらい前か、劇団四季「アスペクツ オブ ラブ」のジェニーちゃんを演じる彼女を観て、あまりの可憐さに一目惚れ、以来ずっと見てきたのが、今となっては私の自慢です。
まさか、三谷さんの舞台でみるようになるなんて。
彼女も、初めて観たころと違って、最近は様々な大人の役も多いですが、どんな汚れ役だろうと根底に何か純粋なものを感じさせるのが彼女の素敵なところです。
人間的な可愛らしさが失われないんですよね。
タイプ的にはちょっと大竹しのぶさんなんかに近いかも。
ますます、いろんな方面に活躍していって欲しいなあ。
…とか思ってたら、今日は客席に本物の大竹しのぶさんが(汗)。お隣には段田安則さんも。
パルコ劇場では、いつもいろんな俳優さんやら業界の人を客席で見ます。それだけ、注目されてるってことなんでしょうね。
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Author:杜野亜希
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