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タンゴ・冬の終わりに

24日に観た「タンゴ・冬の終わりに」。
簡単な感想ですが、書きますね。

作:清水邦夫
演出:蜷川幸雄

<出演>
堤真一
常盤貴子
秋山菜津子
毬谷友子
高橋洋
月川悠貴
岡田正
塚本幸男
新橋耐子
沢竜二
品川徹
段田安則 ほか
舞台となるのは北国のさびれた映画館です。
特に派手な装置などがあるわけではないのに、計算し尽くされた照明と舞台効果が、本当に美しくて⋯。
繰り返されるパッフェルベルのカノンとタンゴの音楽とあいまって、涙が出るほどでした。
物語の中で堤さんが演じる俳優・盛が探し続ける「孔雀」を、自分はまだ手にする途中だ、自分は失ってしまった⋯と感じる人で、感想も誰に感情移入するかも全然違いそうです。
私は、秋山菜津子さん演じる盛の妻・ぎんと一番感覚が近かった気がします。
硬質で冷たいようでいて温かみのある秋山さんの演技(特に声)が好き。
秋山さんの声に代表されるように、舞台全体も、冷たさと温かさ、光と影とか反対のものを同時に感じる不思議な作品でした。
シリアスな作品の中で、現実に足をしっかりつけたどこかユーモラスな段田安則さんの演技は空気を和らげてくれました。だからこそ、ラストがよけい印象的です。
常磐貴子さん演じる女優・水尾は、作中唯一、まだ孔雀を手にする途中の人なんでしょうね。遠くから見ていても、思わず惹きつけられるあの目はすごいと思いました。堤さんになって彼女とタンゴ踊りたい(笑)。
盛が一人でいた映画館の客席の中で、ライトに浮かび上がる彼女の姿も絵のようで本当に美しかった。
演技はちょっと激しさのテンションが一本調子な印象がありましたが、舞台という媒体にあまりまだ慣れていないからだと思います。他の媒体でも忙しいと思うけど、舞台でももっともっと見たい女優さんなので、今後に期待です。
あと、毬谷友子さん、高橋洋さん、新橋耐子さんが、それぞれ素敵でした〜。

この舞台は84年、86年に上演された作品の20年ぶりの再演で、その時は主役の盛を平幹二郎さんが演じたそうです。(それもパンフによると当て書きだったみたい)
隣の席に座っていた女性が、その時の舞台をご覧になっているようで、
「堤さんもいいのだけど、どうしても平さんの盛が印象深くて⋯」と、連れの方と話しているのが聞こえてしまいました。
うーむ、見たい! 見たいですけど、叶わぬ夢ですねー。
盛は40代でありながら少年ぽさも残している男。いろいろ微妙。
堤さんでも、5年前だったらこの役は合わない気がする⋯。
役にちゃんと合う自分の年齢でこの役と巡りあうかどうかも、役者さんにとって運かもしれません。
堤さんの盛は、ナイーブでふてぶてしくて⋯。
ほんっと困った人だけど、私がぎんさんだったら、やっぱり彼から離れるなんてできずに守ろうとするかもなあと思いました(笑)。
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