マンガ描き・杜野亜希の、仕事や観劇や身のまわりなどなど日記です。
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「相棒」、封切り日に観てきました。
以下、ネタバレはしてません。
とはいえ、まっさらで観たい人は読まない方がいいかも。
続きを開きます ↓
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もっとゆっくり観ようと思っていたのだけど、宣伝で相棒のお二人を観まくってるうちに、我慢できなくなりました。ああ、ホント、いいカモだよ。
で、「相棒」ファンの友人Rさんを道連れにして(仕事帰りでお疲れだったのに)、行ってきました。
普通に映画としてみると、かなり面白いと思います。
ただ、「相棒」としてみると、個人的には少しもの足りない感じがしました。
思い入れがあるだけに、どうしても自分の中のハードルが高くなってしまいますね。
TVドラマで、もっと印象深かった話がいくつもあるので。
映画とテレビでは見せ方も媒体も違うので、同列で較べるのは難しいと思いますが、同程度の尺の2時間スペシャルで言えば、個人的には、今年のお正月の「寝台特急カシオペア殺人事件!」よりは今回の映画の方が好き、でも去年のお正月の「バベルの塔」の方が映画より好き。…とかそんな感じです。
まあ、私は本来は、もっと人間描写の方で、もやっと毒のある話が一番好きなので、サスペンス的な展開で見せる「バベルの塔」より更に自分の中で印象に残る短編はたくさんありますが、一番映画的な見せ方なのは「バベルの塔」かなと思って引き合いに出してみました。
そんなこんなで「相棒」には、いろんな側面があって、各人の好みによって贔屓の回も全然違うのですよね。だから、私のは一個人の意見に過ぎません。
今回の映画は普通に十分楽しめると思うので、今まで「相棒」を観たことのない人にとっては、入りやすいんじゃないかと思いました。
初めての人に必要な説明はちゃんと最低限はされていますので、逃さず聞けばわかるように作られています。
ただ、いかんせん、2時間の尺の中にぎゅうぎゅうに話が詰め込んであるし、セミレギュラーを総出演させている(これはよく頑張ったと感心したのですが・笑)。
まったく白紙状態だと、話とかを追う方に気をとられて、「あれはいったい何者?」状態のまま終わってしまうキャラとかいるかも。
初見の方は、機会があったら、人物関係図くらいは、ざっと見ておくといいかもです。
ところで、今回タイトルにもある通りマラソン大会が出てくるのですが、そのゴール地点のエキストラに、私、参加してました。
今回映画館で観て、現場と、完成映画の両方を観ることが出来て、非常にいい体験をしたんだなーと、参加した直後とはまた違う感慨…というか、初めて理解できたような気がしました。
まず、一日かけて撮ったシーンが何てまあ短かくなってるんだとびっくり。
そして、それがギュッと緊張感のあるシーンになっていることにもう一度びっくりしました。
スタジアムの撮影は結構長かったので、座っているだけの観客役でも、集中力がなかなかもたなかったのです。
どういう感情がのっているシーンだったのか、劇場で観て初めて知ったわけですが、感情的にもかなり重要なシーンだったのですね。
あの長時間、その感情のテンションを保ち続けていた俳優さんはすごいんだなあと、今回、実感できました。
また、それが、俳優さんにとっては毎日なんですよね。
あと、いさぎのよいカットっぷりもなるほどーという感じ。
これは、劇場版のガイドブックにも載っていたから書いて大丈夫だと思うのですが、私が知っているだけでも、実際には使われなかった爆発シーンを2つ撮影していました。
(そのうちの一つの時、メインのお二人が通行人の私の両サイドを駆け抜けていくという素敵なことがありました。
…ということを映画鑑賞後、Rさんに話したら、「心のアルバムにしまっておくのよ」と素敵なアドバイスをいただきました。そうします〜。うふふ)
私が参加してないカットもたくさんありますから、他にももっとあったんじゃないでしょうか。
でも完成品を観たら、そういう派手なシーンがあったのを見ているだけに、「この辺り意外と地味?」と思いつつも、「全体のバランスからみると確かにないほうがスッキリするかもしれないな」と。
この辺りの作業は、ページに合わせて削るマンガのネーム作業も似ているので、感覚的にわかる気がします。
…といっても、撮影が全部済んでからこの作業をしてつじつま合わせるのはキツイだろうなあ。特にミステリーはあちこちに伏線がはってあるので、どこも切れないんですよね。
(マンガは尺にあわせた編集が先、描く方が後なので、調整がききますが、それでも大変です)
ミステリー的な部分で、観終わった後思い返すと、「あそこはどうだったんだろう?」というところが個人的にいくつかあったので(あと、たまきさんと美和子のゴールタイムも気になる)、そういうところも含め、編集前の台本というのもちょっと観てみたい気がします。
あ、でも、映画館で観ているときは、勢いであまりよけいなことを考える余裕はないと思いますよ。
「相棒」=杉下右京&亀山薫ペアはもちろんですが、薫ちゃんと伊丹ペア(?)好きにも楽しい映画です。
あと、小野田、陣川、片山雛子好きにもおすすめ。
大河内はもっと活躍して欲しかったなあ。
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